【人日の節句】七草がゆ 子どもと一緒に作っておいしく食べよう

1月7日は七草がゆを食べる日!
でも、七草がゆって「葉っぱ」×「お粥」
子どもが好きそうな要素が何一つない!!

という事で、我が家では3歳の息子に美味しく食べてもらうため、一緒に作ってみました。
このページの最後に、七草がゆ・人日の節句 についての簡単な解説も載せておくので、お子さんと一緒に作りながら、お話してあげてください。

子どもと作る七草がゆ

七草がゆは、パック売りのモノを購入します。
①パックにこんな紹介の紙が入ってるので、これをみながら各葉っぱごとに並べていきます。
(本当は息子に並べてほしかったけど、そこまで興味はないご様子)

七草の説明用紙

並べた七草

②根っこは大人がちぎり「好きな大きさにちぎってごらん」と息子に任せます

③ちぎった葉っぱを預かり、さっと熱湯でゆで、小さく刻みお皿に盛っておきます。

④土鍋でお粥を炊きます。
家族4人だと1合ちょいぐらいで十分かな。水の量は目分量。少なかったらあとで足せばいいし。適当です♡
焦げ付くと大変なので、沸騰するまでは優しく底から混ぜてます。
沸騰したら火を弱火にして蓋をして、時々様子をみつつ、お米が好みの柔らかさになるまで炊きます。

⑤お粥ができたらいったん火を止め、息子に刻んだ七草を入れてもらいます
スプーンでいれてもらったら、そのままぐるぐる混ぜてくれました。

土鍋で作る七草がゆ

⑥もう一度火を入れて、少し蒸らして七草が柔らかくなったら、塩で味を調えて完成★

今日は生協の炒めるだけシリーズの「野菜と豚肉の生姜醤油いため」と「鰯の梅煮」と一緒に食べました。(味噌汁作る元気がなかった)
2020年の七草がゆの食卓

息子の反応

「これ、僕が作った葉っぱのご飯!とっても美味しいね♡」「お母さん、僕が作った葉っぱのご飯美味しい?」と食べてる間ずーっと嬉しそうに言いながら完食。
七草がゆって単語は最後まで覚えてくれなかったけど、当初の「一緒に作って嫌がらずに食べてもらう」作戦は大成功でした。

息子にしてもらったのは、「七草をちぎる」「お粥に七草を入れて混ぜる」この2点だけ。
3歳ならこんなもんかな?
もう少し大きくなったらお粥から作ってもらおうかな

工作気分でお手伝いできるので、小さいお子さんと一緒にぜひ作ってみてくださいね。

 

以下オマケ↓↓↓

おまけ:七草がゆってなんで食べるの?

そもそもなんで七草がゆを食べるんだろう?と調べてみたら
1月7日が【人日の節句(じんじつのせっく)】で五節句の1つの行事なんですね。

五節句は、1月7日【人日の節句】・3月3日の【上巳の節句】・5月5日の【端午の節句】・7月7日の【七夕の節句】・9月9日の【重陽の節句】の5つです。
人日の節句は「人を大切にする日」と言う意味があって、昔はこの日だけは犯罪者を処刑しない日とされていたそうです。
唐の時代にこの人日の節句の日に七種菜羹(ななしゅさいのかん)と言って七種類の野菜が入った汁ものを食べて無病息災を願った風習が、平安時代に伝わり日本の「若草摘み」と融合して七草がゆを食べるようになり、江戸時代に幕府が人日の節句を年間行事に取り入れたことから全国的に浸透したそうです。(端午の節句と似てる…)
七草がゆは、無病息災を願って食ベるものですが、お正月のご馳走で疲れた胃を休ませるって意味の方が現代にはフィットしてる気が(笑)
ちなみに、七草それぞれに意味と薬効があって

■芹(せり)
芹には、「新芽がたくさん競り合って育つ」という様子から、勝負に「競り」勝つという意味合いが込められています。
胃を丈夫にする効果や解熱効果、利尿作用、整腸作用、食欲増進、血圧降下作用などの効果があるといわれています。
■薺(なずな)
薺(なずな)とは、現代でいう「ぺんぺん草」のことです。薺には「撫でることで汚れを取り除く」という意味合いが込められています。
解毒作用や利尿作用、止血作用、胃腸障害やむくみに効果があるといわれています。
■御形(ごきょう)
御形は仏の体という意味合いが込められています。咳や痰、のどの痛みに対して効果があるといわれています。
■繁縷(はこべら)
繁縷(はこべら)は、「はこべ」とも呼ばれています。これには、「繁栄がはびこる」という意味合いが込められています。
また、昔から腹痛薬として使用されており、胃炎や歯槽膿漏に効果があるといわれています。
■仏の座(ほとけのざ)
仏の座(ほとけのざ)は、葉が地を這うように伸び、中心から伸びた茎に黄色い花を付けます。形から仏の安座という意味合いが込められています。
胃の健康を促し、歯痛や食欲増進などの効果があるといわれています。
■菘(すずな)
菘(すずな)とは、現代でいう蕪(かぶ)のことです。これには、神を呼ぶ鈴という意味合いが込められています。
菘は、胃腸を整え消化を促進し、しもやけ、そばかすにも効果があるといわれています。
■蘿蔔(すずしろ)
蘿蔔(すずしろ)は、現代でいう大根のことです。これには、「汚れのない清白」という意味合いが込められており、
美容や風邪に効果があるといわれています。

(尚、この段落はマルっと、京都調理師専門学校の七草を食べる理由とは?のページを語尾を替えた程度でほぼ引用しております。仕事で訪問したことありますけどいい学校です。←何の宣伝!?)
あや
あや

これからも、日本の古くからの習慣や文化を勉強して、子ども達にちゃんと伝えて行きたいな~

 

 

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