逆子で不安。外回転を受けた私の話

2016年に出産した息子はもともと逆子でした。

33週の検診の際「まだまだ逆子ですね~」と診断され36週に「外回転術」を受けました。

外回転術を勧められて、不安に思ってる妊婦さんの参考になればと
私の体験談をご紹介したいと思います。

外回転術って何?不安なのはコレ

「外回転術」は読んで字のごとく、外から回す術です(笑)
詳しい説明は掛かりつけの先生に聞いてもらうのが確実ですが
簡単に言えば、子宮を柔らかくする点滴をして、お腹の上から胎児の頭をぐいっと押してくるんと回します。ちなみに、この際に麻酔を使う病院もあるそうですが、私の掛かりつけの病院では麻酔は無しでした。そんなパターンもあります。

この手術を受けるときの私の不安ポイントは
①子宮を柔らかくする点滴の副作用が気持ち悪い
動悸息切れ・吐き気・手の震え等が100パーセント出るらしい

②赤ちゃんを回す際にトラブルが起きるかも
回すときにうっかり胎盤が剥がれたり、臍の緒が巻き付いたり、破水したりして当日の緊急帝王切開になる可能性も3パーセントぐらいある(らしい)

③どうやら痛いらしい
体験談をみると「痛い」「めっちゃ痛い」「痛かったのに回らなかった」とネガティブな声が多数

自分が気持ち悪かったり痛いのは全然いいけれど(いや、無いに越したことはないけどさ)
②の赤ちゃんにトラブルが起こるのは母心として不安。
非常に不安。
だって経腟分娩の予定が帝王切開になるパターンもあるわけだから、わざわざ危険にさらさんくても…
それに経腟分娩でいつ生まれるかわからないより、予定帝王切開の方が万全の態勢で産んであげれるんじゃないの?

と、思う訳です。
ちなみにこの時、夫は外回転賛成派でした。
帝王切開の母体に与えるダメージが心配だったらしいです。

実際にどんな流れで外回転は行われるの?

35週の検診でまだまだ逆子だった息子。
当時2,400gまで育ってたので、多少の誤差を考えても週数的にもサイズ的にも
万一、産まれても大丈夫とのお墨付きをいただき、36週の検診で逆子だった際は外回転を受けることになりました。
正直、積極的に受けたい気持ちではなかったけれど、明確に断るほどの材料を見つけられず
これまでの検診で培った
主治医との信頼関係から「この先生がしてくれるなら任せよう。」と思って受けました。

逆子から頭位になるならなって欲しいとは思いつつも、逆子体操もお灸も気休め程度だからと言われ特に打つ手はなく検診の日を迎えます。

10:00
36週の検診でエコーで逆子が確定した息子。
普段はエコーに向かって顔を見せてくれるのにこの時だけは顔を隠していました。
「すまん…回れんかった。会わす顔がないわ」って事だったのか

11:00
受付で入院手続きをして病室へ。と思いきやそのまま陣痛室へ。
手術室とかでするのかと思いきや陣痛室で受けるみたい。
まぁ陣痛室の隣が分娩室なので、何かあればすぐにそっちに移動する手はずなのかな?

お腹にNSTのモニターを貼ってもらって赤ちゃんの心音チェックしながら点滴投入

赤ちゃんは元気にどんどこ動き回ってるけど
私、だんだんとしんどく…
顔は火照るし、手足は軽くしびれてくるし、なんか息苦しい…
これが噂の副作用か!!でも、やるぞ!!

11:40
エコーで赤ちゃんの位置確認をして、グイっと回します。
もー単純に力業(笑)
右上腹部にある頭をそのままサクッと時計回りに動かしていくんだけど
お腹の赤ちゃんが超素直!

大人しく先生に押されるまま、ゆ~っくり回転してチャレンジ1回目であっさり完了

胎動で寝返りしてるな~ってわかるときないですか?
あれのロングバージョン。にゅ~るん って動きでお腹がくすぐったく
あまりにも素直に動く我が子に気が抜けて笑ってました。
(3年たった今でも感触覚えてる)

私が受けた当時は「とにかく痛い」って体験談が多かったのが気がかりでしたが、私は痛みはゼロでした。

12:00
無事回転したので経過観察。
赤ちゃんは朝からはしゃいで疲れたのか寝ちゃったみたいで、動きがないので
NSTについてる振動する機械で起こして異常がないかチェック。

13:00
特に問題がなかったので
頭位から逆子に戻らないようにタオルで壁を作ってもらって、さらしを巻いて(戌の日にもらったさらしタイプの腹帯がようやく日の目をみました)陣痛室でお昼ごはん。

14:00
ようやく病室に入り、ほっと一息
そのまま1泊入院いたしました。

外回転の費用は?

私の外回転の手術費用は1泊の入院費込みで20,811円でした。
(2016年:市民病院の大部屋泊の価格です)

3万円くらいが相場なので、麻酔がない分安かったのかもしれません。

ちなみにこの費用、妊娠してから「万一のことがあったら困るし」と加入した保険の支払い対象だったので、21,000の還付がありました。
実質儲かってる~(笑)
この記事を読んでる方は30週過ぎてる方が多いと思うので、今更ではありますが
妊娠初期でこの記事に巡りあえた場合は、こんなケースもあるのであきらめずに「妊婦でも入れる医療保険」を探すことをおススメします。

外回転術を受けた私から悩んでるあなたへのアドバイス

外回転術は子宮に力を加えるので早期胎盤剥離等の可能性は少なからずあります。
あるにはあるけれど、それは予想されたリスクなので、先生たちはそれに備えた環境で、あなたと赤ちゃんを待ってます。
だから安心して身を委ねてみてもいいのではないでしょうか?
また、痛みに関しては個人差あるので何とも言えませんが、術中に笑っちゃうぐらい痛みゼロなやつもいたとだけ覚えといてください(笑)

そしてオマケのメリットとして、外回転術を受けたことによって分娩する病院の入院設備を事前に体験できます。
私はそのおかげで、病院のベットがいかに固く寝づらいかを身をもって知り
出産時には三つ折りのマットレスを持ち込んで快適な入院生活を送ることができました。(笑)

この私の体験が、逆子で外回転術を勧められた不安なあなたの参考になれば幸いです♡

妊娠&出産
シェアする
あやが気になってフォローする
お金も自由も全部ほしいあやのブログ

コメント

  1. […] 13:30入院 前回、逆子の治療で外回転手術をするために入院した時の反省からマットレスと枕を持ち込み大荷物(笑)事前にわかっている入院なので夫に車を出してもらいました。 […]

タイトルとURLをコピーしました